こんにちは。お疲れ母です。
早い…なんて早すぎるのでしょう! もう2026年を迎えてしまうとは…。少し前に、息子から「今年のクリスマス、何かもらえるのかなー?」と言われた時も、「えーっ!?もう、クリスマス!?お母さん、まだ12月になったばっかりだと思ってたー」と驚きましたが。。ちなみにわが家は、クリスマスはスルーしました。
「受験生がいるおうちに、クリスマスは来ません」
と厳かに伝え、ケーキの代わりにほかほかの酒饅頭(息子の好物)を片手に勉強させました、はい。
クリスマスもお正月もなかった理由
周りに聞くと、「ケーキと簡単なプレゼントは準備したよ。気分転換になるし」「合格祈願を兼ねて、初詣は行かないと!」というおうちがほとんどです。でも、あえてうちは、「クリスマスはなし!今年のお正月は、旧暦です」と、断固スルーしました。
なぜならば…息子が、深夜に趣味に没頭していたことが発覚したのです。
一緒に寝ている主人の寝息が聞こえ始めると、こっそり隠していたライトを点け、布団の中で読書…
しかも受験に1ミリも関係のないラテン語…。どうやら、小学校で英検合格を自慢する友人たちにムカついて、「史上最強の語学をマスターして見返してやる!」と思いついてしまったらしく(マンガからの影響)。卒業文集をラテン語で書くことを目標に、かれこれ3ヵ月以上も続いていたのです!どうりで毎日、昼寝を要求すると思ったら…(涙)。
そんな生活の結果、睡眠不足がたたったのでしょう。12月の最後の模試では、理科と社会がほぼ深海レベルを記録。え?解答欄を間違って書いた??それとも、お疲れ母の目の錯覚?と、解答用紙を何度もチェックすると…ひゃー!東北の県を聞かれているのに「新潟」って答えてる!じん臓→じん蔵って、漢字も間違ってる!そんなミス祭り。あげく、12月の前受け受験の直前には、睡眠不足から体調を崩して寝込む始末…。
みんなが理科と社会の暗記追い込みをかける時期に、マンガとラテン語に全力を使ってしまった愚息…でも、もはや、怒りや愚痴、反省する時間すらありません!塾とChat GPTに相談しても、レアケースのせいか、「大丈夫です、これまで積み重ねた学習を信じて、今やれることだけやりましょう」と、両者そろって当たり障りのないアドバイス。。。見捨てられた感、半端ありません。
母が決断するしかない! 残り20日でお宝の社会を切る
3ヵ月に渡る睡眠不足の蓄積で、暗記科目が穴だらけになってしまったので、残りわずかな時間で、理社の暗記を必死に詰め込むしかありません。でも、悩ましいことに息子の志望校は理社が難しいのです…。理科の様々な暗記に加え、歴史・地理・公民の細かい暗記を一体、どこまでやれるのか…
悩んだ末、社会を切るしかない! と決断することにしました。これから社会で点数を稼ぐ戦略が王道の時期、ものすごくリスクを抱えた作戦とは百も承知。でも、4教科を頑張りきれる強靭な心と体を持つ息子でないことも事実。背水の陣を覚悟し、理科と心中する他に道はない!
息子だけじゃなかった、受験仲間たちのストレスの行きどころ
夜更かしの弊害で、学校に遅刻する息子を送ったある日のこと。「あれ?同じ塾のA君がギブスしてる!」驚いて息子に聞くと、「あ~、休み時間、ストレス発散し過ぎて、足のじん帯をなんかしちゃったらしいわ」と言うではありませんか!わが子の悪行ばかり目に入ってイライラしてましたが、ふと周りに目を向けて見ると…どうやら、息子だけが特別というわけでもない? ことに気が付きました。
若干12歳の子どもたちにとって、受験が重すぎる荷物なのは当然のことで。え?B君は深夜にトイレでゲーム三昧?Cちゃんは学校で授業ボイコット!?…などなど、行き場のないストレスが、息子以外にも、あちらこちらで…散見!
もちろん、ストレスをバネに頑張れるお子さんもおられるのでしょうが、余力を残して受験に望む子も多いのが中学受験なのでしょうね…(もちろん、わが子は余力を残す派!)。
もはや残る日々は、つべこべ言うのは耐えて、黙ってお守り校を1校多く出願しよう。
1月17日の統一入試日も、息子の志望校以外にもう一校、安全校をW出願しておこう…。
年末年始の直前講習も、息子がスムーズにこなせる量に調整し直そうか…。
考えてみれば、これまでどれも三日坊主だった息子が、ここまで来ることができただけで偉業です。それに、どんな山でも登りきることができたなら、それが息子にとって一番の富士山。お疲れ母は最後の力を振り絞り、残りの山道を後ろからついて行くしかありません。いろいろ足掻いてきましたが、やっとここにきて、息子を頑張らせるのではなく、そのままで進むしかない…と、腹をくくれました。
どうか2026年組の皆さんも、それぞれの最高の頂を踏破できますように。祈ってます!
★執筆者プロフィール
大阪府在住の、小学6年生の男の子を持つ母親。自身もパートで多忙な日々を送る中、わが子の中学受験に奮闘する、自称「お疲れ気味な中受沼の住人」。