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高校受験スケジュール 中学3年生の1年間をどう過ごす?

高校受験の基礎知識」シリーズでは、「学校説明会には参加したほうがいいの?」「併願優遇って何?」など、中学生や保護者の皆さんが気になる項目について解説していきます。

今回は、3年次に行われる受験関連のイベントや行事のスケジュールを中心に、中1や中2のうちにやっておいた方がよいことなど、志望校合格へのカギとなる9つのイベント・活動について解説します。


高校の基礎知識

1. 学校説明会やオープンキャンパスへの参加が重要
2. 高校が開催するイベントの多くは中1や中2でも参加可能
3. 各高校のサイトから情報収集することが合格への第一歩

志望校合格へのカギとなる9つのイベント・活動

進路の選択が広がるイベント・活動(中1〜3)

参加・見学しておきたいイベント(中1〜3)

1.日々の積み重ねが大きな力に!「中間・期末テスト」

千葉県や埼玉県の公立高校などは、1年次や2年次の内申も選抜に用いられます(都立高校は3年次の内申のみ)。内申は急にアップするものではありませんので、中1からの積み重ねが大切です。中1から頑張っておくことで、進路の選択肢が広がります。

2.夢や目標につながる経験も大切!「部活動・生徒会活動」

部活動や生徒会活動、課外活動など、勉強以外で夢中になれるものが見つかると、将来の夢や目標につながります。勉強だけでなく、「好きなこと」や「得意なこと」に目を向けることも大切です。また、部活動や生徒会活動での頑張りが、調査書でのプラス評価につながる可能性もあります。

3.得意な分野でチャレンジ!「検定試験」

英検や漢検、数検など、得意な分野があれば検定試験にチャレンジしてみましょう。目標ができて勉強へのモチベーションが上がるだけでなく、私立高校では3級以上を取得しておくと調査書点に加算できる場合もあります。級が上がると加算が増えるケースも多いので、早い時期からチャレンジを重ねて上の級を目指しましょう。

4.開催スケジュールはサイトで確認!「学校説明会」

各高校の教育理念や校風を知るだけでなく、推薦基準や優遇制度の詳細など、合格に近づくための情報を得ることができる機会です。早い学校では6月から開催し、9月以降に開催回数が多くなります。同じ日に集中することもありますので、複数の学校を比べるためには、中1や中2から参加しておくと良いでしょう。学校によっては、仕事を持つ保護者も参加しやすいように、夕方から始まる「イブニング説明会」を開催したり、在校生が校内を案内してくれる時間を設けているところもあります。9月以降は、「入試説明会」などと名称を変える学校も多く、入試問題の傾向など、より具体的な情報が収集できます。

※「優待制度」については、下記関連記事の「受験用語Q&A(Q4)」を参照

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説明会・イベン説明会スケジュールは、説明会・イベントカレンダーでチェック!

5.学校の特色を知るチャンス!「文化祭・体育祭」

文化祭は9月~11月に開催する学校が多く、校風や在校生の雰囲気などを感じることができる機会です。文化祭開催中に、個別に受験相談できるブースを用意している学校もあります。文化祭でその学校が好きになり、第一志望となるケースも少なくありません。体育祭は非公開の学校もありますが、見学できる学校もあります。5月~6月か9月~10月に多く開催されます。文化祭や体育祭は、複数の学校が同じ日に開催することも多いので、気になる学校は中1や中2から見学しておくとよいでしょう。

体育祭スケジュールは、体育祭一覧でチェック!

文化祭スケジュールは、文化祭一覧でチェック!

6.受験する可能性がある学校はぜひ参加!「オープンキャンパス(オープンスクール)」

7月~11月にかけて開催されることが多いです。学校によって内容は様々ですが、校内見学、体験授業、部活動の体験などが行われます。学校の施設状況や雰囲気が把握でき、在校生や教員と話ができる貴重な機会。通学時間や交通機関などを、試験前に体験しておくことも大切です。

オープンキャンパススケジュールは、オープンスクール一覧でチェック!

7.本番と同じ緊張感で学力チェック!「模擬試験」

中学校での成績は「絶対評価」となっているため、同じ「5」でも学校によって学力に差があります。また、学校のテストだけでは、自分の学力が受験生全体の中でどの位置にいるかわかりません。ですから、模擬試験を利用して、自分の学力レベルを確認しておくことが大切です。例えば、広い地域から受験生が集まり、本番と同じスタイルで受験する「Vもぎ」(進学研究会主催)は、2学期になると毎月3~4万人が受験しています。その中で、自分の学力位置がつかめ、志望校への合格可能性などもわかります。受験までに最低でも3回、夏期講習などの成果を確認できる9月、私立の志望校を決める参考データとなる10月と11月には受験しておきましょう。

8.いよいよ志望校決定!「三者面談」

生徒・保護者・中学校の先生の三者が進路について相談。遅くとも11月の三者面談で私立高校、12月の三者面談で公立高校の志望校を決定します。第一志望だけでなく、併願校も「通いたい」と思える学校を選べるように、学校説明会やオープンスクールへの参加を済ませて気持ちを固めておきましょう。

9.合格の見通しがわかる?!「事前相談(入試相談)」

私立高校の推薦入試や一般入試の優遇制度を利用する場合に、中学校の先生と高校の先生との間で12月に行われます。各高校が設定している内申基準を満たしているか、生徒がどのような中学校生活を送ってきたかなどを確認し、「合格の可能性」が伝えられる場です。埼玉県の中学校では、この制度の代わりに「個別相談会」が行われます。

中学3年生の年間スケジュール

中学3年間スケジュール

一般入試で受験する生徒の多くは、2校以上の学校を受験します。併願校に関しても「第一志望に不合格だったから仕方なく行く」のではなく、第一志望に負けないくらい魅力を感じられる学校を選びたいものです。3年間通うことになるので、校風が合うかどうかはとても重要。実際に学校へ足を運んでみると、よい意味でも悪い意味でも、思っていたイメージと違う場合もあります。各高校で開催されるイベントには、早い時期から積極的に参加しましょう。説明会やオープンスクールなどの日程は、各高校のサイトや当サイトで公開しています。

▼中学受験の説明会・イベントスケジュールはこちら

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