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人気につき部員数100名超! 立正大学付属立正中学校・高等学校弓道部

最大五人立の弓道場

中高合わせておよそ100名(中学:30名、高校:70名)の部員が所属する立正大学付属立正中学校・高等学校弓道部。50年以上の歴史を有する同校を代表する部活動のひとつで、新校舎3階に設計された綺麗な弓道場も魅力のひとつだろう。

中学生から弓に触れられる学校は都内でも数えるほどで、共学でなおかつ中高生が一緒に活動する環境は同校ならではの特色だろう。コロナ禍以降、部員数が増加を続けているという点も興味深く、弓道また同部の魅力について部長の伊藤心那さん(高2)、中学生のリーダー浪川昊大さん(中2)、顧問の髙柳浩嗣先生にお話を伺った。

弓道において大切な礼儀正しさや真面目な人柄

「彼は弓が好きで、真面目で、一生懸命」そう語るのは顧問の髙柳先生。小学校の担任の先生が立正大学の出身で、「将来は学校の先生になりたい」と願う浪川さんにとって立正中学校への進学はごく自然な流れだったようだ。さらに学校見学の時に出会った弓道部の先輩が同じ小学校の卒業生だったこともあり、運命に導かれるように弓道部へと入部。稽古に取り組む姿勢や普段の学校生活の様子などからリーダーに選ばれたそうだ。

リーダーの浪川昊大さん

「初めて弓を引いた時、すごく怖かったのを覚えています」と浪川さん。礼儀作法や型を覚えるところから実際に弓を引けるようになるまでおよそ4〜5ヶ月かかるそうで、いざ憧れの的前に立ったときの緊張感や高揚感は実際に体験した人にしか分からない特別な感覚だろう。

浪川さん:「的に当たるようになったのは11〜12月頃、冬休みに入る前あたりだったかなという記憶があります。先生からは肩の力を抜いて弓を引くと良いよと指導いただいたのを覚えています。的前でうまくできなかったら巻藁という稽古用の的の前で引き直してみるとか、そういう練習を繰り返してだんだん的に当たるようになりました」

足踏み、胴造り、弓構え、打起し、引分け、会、離れ、残心の8つの動作を基本とする「射法八節」の美しさもさることながら、弓を引いた後のキラキラした浪川さんの表情を見るだけで弓道の魅力が伝わってくる。

中学生と高校生がともに学び合う理想的な環境

弓道部の活動は月〜金曜日までの週5日間を基本とし、中学生と高校生が一緒になって練習を行っている。中学生にとっては見本となる美しい射法を見られる恵まれた環境で、高校生にとっても後輩への指導を通してみずから成長できるまさに理想的な学び合いの場。

「弓道を始めたばかりの中学生にとって上手い人、姿勢の綺麗な人を見て真似ることが一番大事なことだと思います」と髙柳先生。部長の伊藤さんが的前に立つと周囲の視線が自然と集まり、凛とした弓を引く姿はまさに部員たちにとっての憧れの的だろう。

部長の伊藤心那さん

伊藤さん:「弓道に興味があったことに加え、仮入部のときに先輩たちが優しく接してくれたこともあって入部したいなと思いました。入学した時期はちょうどコロナ禍で、弓を持って本格的に練習を始められるようになったのは中2になってからのことです。稽古を通してだんだんと筋力がついてきて、弓のキロ数(強さ)を上げられるようになってから安定するようになったと思います。先生に指導していただいたことなどを『弓道ノート』に書き留めて、次の練習に生かすようにしています」と自己研鑽に励む真面目な様子も伺える。

弓道部では先輩が後輩の『弓道ノート』を見て指導やコメントを書き入れるような文化もあるそうで、このような日々の積み重ねによって先輩後輩のつながりが自然と育まれているのだろう。

興味のあることや好きなことを追求できる学校の魅力

続いて部長として取り組みたいことや将来の進路についても話を伺った。

伊藤さん:「弓道は礼儀作法も大切なので、練習を始める前や練習後に挨拶をしっかりしようと伝えています。ただ、人数も多いので、副部長のふたりとも協力しながらやっていきたいと思っています」

「進路については大学に進学するか、専門学校に行くか悩んでいます。親戚の結婚式に出席した時に、結婚式場で働いている人たちを見て楽しそうだなと思いました。弓道部の先輩にも専門学校に行った人がいるので話を聞いてもらったり、自分でもオープンキャンパスに行ってみたりして色々と調べているところです」

中高6年間にわたってキャリアデザインプログラムに取り組む同校では、大学名にこだわらない学校選びや生徒一人ひとりの目標に応じた丁寧な進路指導など、興味があることや好きなことを追求できる恵まれた環境があるそうだ。

「学校は勉強も部活も充実しているので、毎日すごく楽しいです。朝はちょっと苦手なんですけど、楽しく通わせてもらっています」と学校生活が充実している様子を教えてくれた。部長の伊藤さんも中学生の浪川さんもその清々しい表情が印象的で、人を通して弓道の魅力を感じられるそんな素敵なひとときだった。

 

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