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全国大会目指して突き進む! 品川エトワール女子高等学校ダンス部

DANCE STADIUM全国大会出場(2019、2021、2022、2023)

全国大会出場&入賞を目標に掲げハードなレッスンに日々取り組んでいる「品川エトワール女子高等学校」ダンス部。その名もEDC(Etoile Dance Club) family。高校ダンス部日本一を決める公式大会 DANCE STADIUMで全国大会に出場したのをはじめ、ダンスドリルやMUSIC DAYSなど、大きな舞台で披露される洗練されたパフォーマンスは多くの人を魅了する。

部長を務める山根暖子さん(国際キャリアコース、2年生)も、本気でダンスに取り組める環境を求めて「品川エトワール」を志望したひとり。「ダンスが強いところを選んで全部で11校、学校見学に行きました。もちろん、偏差値や雰囲気も気になりましたが、ダンス部の見学が主な目的でした」と当時を振り返る。幼稚園でモダンバレエを経験し、小1でミュージカル団体に所属。中3までさまざまなジャンルのダンスを経験するなかでダンスへの想いがさらに強くなったようだ。

入学を決めたきっかけは中学生向けに行われたダンス部主催の体験会。そこで顧問の図子先生と出会い、ダンスに対する厳しい姿勢と本気でやりたいという自分の気持ちがマッチしたと言う。「品川エトワールを選んだのは、図子先生との出会いが一番大きな理由でした」と照れながら話してくれた山根さん。

図子先生:「えっ?! 嬉しいっ...そんなの初めて聞きました」

山根さんと図子先生

JAZZとWaackそれぞれ専門のコーチを招いて週5日の練習

ダンス部とひとことで言っても学校によって取り組むダンスのジャンルはさまざま。現在EDC familyが取り組んでいるのは「JAZZの基礎があってこそ魅せられる*Waackを取り入れたダンス」と語る図子先生。図子先生ご自身もジャズダンスの経験者で高校ダンス全国1位を目指したこともあり、強豪がひしめく東京都内で勝ち抜くことの難しさは誰よりも感じている。

*Waack:1970年代アメリカLAで生まれたダンス。腕を振り回したり、巻き付けるような動きが特徴

ダンス部の練習は週5日(月・火・木・金・土)、16〜18時までの2時間を基本としている。そのうち2〜3日は外部のコーチを招いてJAZZとWaackそれぞれ専門的な指導も行われている。

図子先生:「うちの部活は全国で入賞するためのチームを作っていますので、すごく厳しいと思います。これは体験会に来てくれた中学生やその保護者にも伝えていることですが、楽しいことだけじゃないよということもすべて伝えたうえで、それでもやりたいという生徒が入部を希望してくれています」

入部に際してはオーディションもあるそうだが、図子先生が一番大切にしているのは面談だと言う。「ダンスの上手さだけではなく、3年間本気でダンスに打ち込みたいか、その生徒の目と姿勢を見て判断しています。ダンス初心者でも特待生として入学する生徒もいます」

常に前向きに取り組む姿勢を貫く

幼少期からダンスに打ち込んできた山根さんにとってEDC familyで過ごした2年間について率直なお話を聞かせていただいた。

山根さん:「ダンスについて言えば、私はこれまでWaackに触れることが少なかったので、できなかったことができるようになりました。JAZZもバーを使ったレッスンやアップなど基礎から本格的に学ぶことができました。それに、少人数で踊るスモールの大会に出たことも無かったので、常に見られているという緊張感も経験し、成長していると感じています」

先生みずから厳しいと公言する練習でくじけそうになったことがあるかについて伺うと、「ある程度経験があったので、オーディションとかグループでやる活動には慣れていて、仲間とのレギュラー争いも覚悟はできていました。厳しくてくじけそうになるというよりは、次に向けて頑張ろうと思えたことが、今につながっていると思います」

2年生になって部長としての役割も担うなかでメンバーのことはどう思っているのだろうか。「きっと私だけじゃなくて他のメンバーもいろんな気持ちを抱えつつ次に向けて頑張ろうと取り組んでいるんだと思っています。つらいことがあっても諦めず、そこで努力をしてもっと上手くなって、次のオーディションで選ばれるようになりたいと前向きに取り組んでいる人が多いと思います」

図子先生によると山根さんには1年生の頃から部長としての資質が垣間見えたという。「新人戦を前にみんな忙しくてめちゃくちゃ大変だった時も、感情的になることなく、みんなのことを見て指示していました」

大会を8日後に控え複雑な振り付けを繰り返し練習する取材中も、常に仲間とコミュニケーションをはかり、笑顔で雰囲気をつくるその姿からもひとりの人としての魅力が伺える。

どこでも通用する女性になってほしい

最後に図子先生が思い描くEDC familyの今後、またメンバーへのメッセージをいただいた。

図子先生:「うちの部活は厳しいと言いましたが、将来ダンスのプロになるために指導しているわけではありません。学校を卒業した後、どこでも通用する女性になってほしいというのが私の一番の思いです。それはきっと笑顔や挨拶、優しさ、人を大切に思う気持ちということになるのでしょう。部活を通してそういうことを学んでほしいと思っています。そのために言うべきときは厳しく言います。これからの人生で彼女たちが輝くために必要なことですから」

「ダンスがいくら上手でも、まわりに応援されないような部活や部員では意味がありません。普段の学校生活でも勉強や行事に本気で取り組んで、ダンス部ってみんな良い子だねってまわりから応援されるような、そういう部員と一緒に全国1位を目指したいと思っています」

「私たちはエトワールダンス部ですって胸を張って言える部員を育てたいと思っています。全国大会出場はもちろん、入賞、優勝を目指して取り組んでいます!」

とめどなく溢れる生徒たちへの思い。それを肌で感じながら目標に向かって努力し続けられる環境は貴重で、ダンスを通して出会った仲間EDC familyはきっと一生モノに違いない。

品川エトワール女子高等学校の詳しい情報は、こちらからどうぞ。

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