中学受験奮闘記~初心者ママの挑戦ストーリー~第1回:この春、小6息子と合同説明会に出かけた理由とは

はじめまして。大阪在住、小6男児(一人っ子)のお母さんをしながら、パートでも子どもたちを追いかけ回している、お疲れ気味な中受沼の住人です。

私自身は(&主人も)、地方の公立中・高出身でして。周囲に気の利いた遊び場所もなかったので、普通に過ごしていたら、普通に進学できた…と、今思えば、平和な学生生活を送ってきました。

当然、わが子も同じようなイメージでいました。でも、深海を漂うような内申点(通信簿)をもらってくるとは想定外でした…

成績がいいとか悪いとか以前の話でして。

今朝も、締切を過ぎた書類と宿題と今日使う算数の教科書を脱いだ服の下から発掘しました。・・・まぁ、つまりは、わが家が中学受験に舵を切った理由の一つは、内申点が加味される公立高受験を避けるため、、なのです。

さて、気を取り直して。

今回は、中受の春の風物詩<私学中高・合同説明会>について、お話させてください。

 

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この春は、息子と一緒に2回参加。会場に来ていた子どもたちは、小5以下が多数でした。実は、小4の時にも体験させたのですが。志望校になるかもしれない学校の先生方の前で、あまりに行儀が悪すぎまして、、「記録に残されたら大変!」と心配し、私一人で参加していたら…マズイ!もう小6になってしまった…

という事態に(涙)。

※基本的に私立中学校では、当日の試験や報告書(内申)以外で評価することはないと思います。

とはいえ、母がリストアップした志望校の文化祭やオープンスクールは、体験済みです(行儀が悪くても目立たない)。けれでも、単純男子なので、そうした「ハレの日」に学校見学をしても、

「いいやん!この学校の食堂、めっちゃうまいやん! 俺、ここがいいわ!」

「アメリカの鉱山で宝石探し体験がある!?うひょ~! 俺、覚醒して、ここに入る!!」

…と、全ての学校に一目ぼれ。全てが第一志望になる始末…

(知人のお嬢さんも、某女子校の焼きたてパンやら、文化祭での華やかなステージに目が星になり、持ち偏差値10以上も上(下)の学校を熱望して親を困惑させているようなので、うちの子だけの話ではなさそう…?)

私学の文化祭は、いうなればアイドルのキラッキラなコンサートのようなもの。毎日の学生生活とは違う世界です。対して合同説明会は、日常を教えてくれる交流会のような感じ? 入学したらお付き合いが始まる先生方と、疑似学生体験ができる機会です。

成績も志望校もふわふわ定まらないのび郎。でも、そろそろ真剣に自分ごととして

「自分は、この学校が好き!」「この学校は、自分には合わない」

を真面目に考えて、志望校を固めてもらわなきゃ!…と、一気に学校比較ができる合同説明会に連れてきた次第。行列ができそうな学校順にブースをまわりました。

内弁慶な子なので、たどたどしく質問をする姿に、母はイライラドキドキでしたが、想像以上に学校ごとの特徴が見えて、読解力が弱い息子でも

「ママ、『うちの学校で充実した部活はできると思わないで』、って言ってたこの学校は、絶対僕には合わないと思う!」

「『うちの学校は、面白い授業よりも大学受験合格のための勉強をする』って言ってたA学校より、『生徒をめっちゃ楽しませて、勉強を好きになってもらうために、実験をたくさんしている』、って言ってたB校の先生のほうが、僕は好き! B校からは、どんな大学入ってるん?」

…などなど、自分が学校に求めているものと、学校が生徒に求めているものとを感じることができた様子。中でも、

「僕は、コツコツ勉強をするのが苦手なので、ついていけるか不安です…」

と言った息子に、

「入学したら、こういう手帳(スケジュール帳)を配って、使い方から教えるから大丈夫。一人では心配でも、君と先生とおうちの人で、やることや時間を管理すれば、きっとできるようになっていくから」

「うちの学校はね、どんな子にも必ず能力がある、って考えなんだ。だから心配しないで、うちに入ったら一緒に頑張ろう!」

と、手書きでびっしりと書かれた手帳を見せてくれながら、温かい言葉をかけてくれた先生に感激!

「やっぱ、ここの学校が一番いいって、よくわかった!もう早く帰って宿題しよう!」と、晴れやかな顔で志望校決定を宣言したのでした。

よし、これで(現段階での)志望校も決まった。あとは勉強をするのみ!!

・・・と、母も言いたいところでしたがー

息子のやる気スイッチを探しまわること3年目、そうそう簡単に「志望校決まったし、やるぜー!」とはならなくて…

しかも間が悪いことに、この後の模試で大・大撃沈。なのに、放っておけば勉強から逃げる逃げるー→母、毎日遅くまで宿題サポートする羽目になり、とうとう疲れて、「塾、もう辞めてもらいます!」宣言をしてしまいました!(どうしよう、言っちゃった。後にひけない…)。

 

この話、次回、また聞いてください!

執筆者プロフィール

プロフィール
大阪府在住の、小学6年生の男の子を持つ母親。自身もパートで多忙な日々を送る中、わが子の中学受験に奮闘する、自称「お疲れ気味な中受沼の住人」。

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