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何が相談できるの?個別相談会【教育keyword series11/高校編】

平日OKの個別相談会も

まずは、その学校の情報を広く収集し、学校説明会や文化祭などへに参加し、複数校を比較検討する。もちろん、内申基準は踏まえておかなければなりませんが、志望校は、そのような段階を経て絞り込んでいくのが一般的です。

学校説明会では、質疑応答の時間が設けられることもあります。ただ、多くの参加者の前で質問をするのは、ハードルが高く感じられるものではないでしょうか。そこで、積極的に活用したいのが個別相談会です。

個別相談会は、学校説明会の後に希望者に対して行われるものに加えて、最近では、単独で行う学校も増えてきました。土日だけでなく、平日でも対応してもらえるケースもあり、保護者としては、より参加しやすくなっています。そんな個別相談会ですが、実際にどのような相談が行われているのでしょうか。

「うちの子でもやっていけますか?」

ある学校の先生に伺ったところ、圧倒的に多い質問は「うちの子でもやっていけますか?」というものだそうです。学校説明会では、当然のことながら、その学校の教育の特徴が説明されます。「なるほど、いい教育をしているな」と保護者は理解します。すると、ふと浮かんでくるのが「うちの子でもついていけるだろうか」という不安、ということなのでしょう。

次に多いのは、受験対策についての質問。「○○が苦手なのですが、どのように勉強すればいいでしょうか?」

この2つの質問が大半だということなのですが、なるほど、どちらも個別でなければ質問することが難しい内容ですね。

大学進学実績か充実した高校生活か

ところで、近年、中学受験において保護者が重視することが大きく2つに分かれてきている傾向があります。1つは、大学合格実績です。そして、もう1つは、部活や日々の学校生活など充実した3年間が過ごせる学校かどうか、という点。前者は、以前から重視されていましたが、後者を重視する保護者も増えてきているのです。

「有名大学に進んだら、その後の人生はバラ色」という時代はなくなり、時代の変化に柔軟に対応できる力が必要とされる今の時代、高校の3年間で充実した日々を送り、生き抜く力をつけて欲しい。そう考える保護者が増えているのかもしれません。

気軽に質問できる貴重な機会

お話を伺った先生は、個別相談会について「もしかしたら一番のメリットは、聞きたくないことを聞かなくてよいことかもしれません」とコメントされました。「うちの子」に関する質問や、その学校に期待することなど、一番聞きたいことから順に聞いていくことができる。そのような機会は、個別相談会くらいしかありません。そのような貴重な機会である個別相談会に積極的に参加して、ぜひ、志望校選びに生かしてください。

『高校受験スタディ』では、「説明会・イベントカレンダー」で各学校のイベント日時をカレンダー形式で紹介しています。「午前」「午後」などのアイコンには、説明会だけでなく、個別相談会も含まれていますので、ぜひ、ご活用ください。

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