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【連載|人を数学する】第0回 人生の折り返しは何歳? 〜人体・人間社会を数学の眼差しでみる〜

元服が15歳であることの妥当性

考えてみると、世の中には生まれてすぐにプロになるための猛特訓をさせられる職業の人たちがいます。音楽、スポーツ、伝統芸、棋士などです。この職種の人たちは自分の身内や師から、常人が想像つかないほどの指導・特訓を受けて10歳になるころにはプロまたはプロレベルの実力を身につけます。20歳を過ぎた頃にはその世界で活躍するプロになっていきます。

さらに、昔の日本では男子は15歳〜17歳で元服の儀式を行い、成人として扱われていました。これらのことが、人生の半分を迎える年齢が10歳から20歳であることに合致しているように思えてならないのです。20歳の成人式とは、人生折り返し地点であることを確認するセレモニーと言えます。

これから新しい人生が始まると思っていた大学生は、実はちょうど人生の折り返し地点をすぎてしまっていたということです。大学を卒業した後に「自分探しの旅」などしている場合ではありません。20歳までぼうっと過ごしてきたとするならば、取り返しのつかない貴重な時間を失ってしまったということです。私は大学でも授業を持っていますが、4月の最初の授業でこの人生の折り返し年齢公式を話します。

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