2022年4月、『中学受験スタディ』編集部は、ある受験生のお母さんにお話を伺うことができました。シリーズ「小6女子受験生ママのつぶやき」では、その話をもとに、受験生ママあるあるを紹介していきます。きっと参考になることがあるはず。早速、第1回をお届けしましょう。
勉強があまり好きではないお子さん。時には、問題を自力で解く前に答えを見てしまうこともあるようです。「答えを見て問題を解いても意味がないでしょ!」。受験生ママは、当然そう思います。でも、そこで一息ついて口にしたのは
「答えを見て写すのは、意味ないよね。もしやっているようだったら、次からはやめてね」というソフトな言葉。
追い込みすぎては、逆ギレされてしまうかも、と思った受験生ママはすばらしい機転を効かせたのです。するとお子さんは、おとなしく「わかった」。その様子を見て、受験生ママは「黒だな」と思いましたが、何も言いませんでした。
相手は小6。正しいことだからといって、それを押し付けるだけではうまくいきません。「アンガーマネジメントを身につけたい」という受験生ママですが、日々重ねる一つひとつの経験によって、その力を身につけているのですね。ここで、簡単にできるアンガーマネジメントの手法を一つご紹介しましょう。「6秒ルール」というものです。
怒りを感じると、私たちの脳は、アドレナリンを大量に分泌します。すると、冷静な判断ができなくなってしまいます。その時間が約6秒。ですから、カッとなってしまっても、すぐに何か反応するのではなく、6秒間待って少し落ち着いてから反応するようにしましょう。そうすれば、無用な衝突は避けられるかも。ぜひ、実践してみてくださいね。
第1回はここまで。次回以降もお楽しみに!